- 大規模なシステムの開発に!オブジェクト指向とは
- シンプルで設計しやすい!行数を少なめで設計できるPython
- Webシステム開発に使える!サーバー上で動くPHP
- Webブラウザで動く!組み込んで実装するJavaScript
- Webプログラミングを始める前に!学習すべきHTML・CSS
- 事務処理が効率よくできる!オフィスソフトのVBAとマクロ
- 初心者でも使いやすい!VisualBasicの使い方
- 仮想マシン上で動く!幅広く利用される言語Java
- マイクロソフトが開発!C#と.NETの関係性を知る
- アップルの製品に使用される!Objective-Cの使い方
- 汎用性の高い言語!多くの言語が影響を受けたC言語
- ゲーム好きなら知っておきたい!ゲームプログラミングの考え方
- ネット上で動くアプリを作るなら!Webプログラミングの考え方
- プログラミングでよく使われる!IF文と演算子の使い方
- システム開発で重要!データベースの概念とSQLについて
- ちゃんと使えるか試したい!テストで問題を解決する方法
- 効率よく開発するために!プロジェクトマネジメントの考え方
- どう進めていけばいいのか?プログラムの開発工程
- システム開発で知っておきたい!UMLの使い方
- アルゴリズムを形に表す!フローチャートの書き方
- プログラミングを始める前に知っておきたい!アルゴリズムのこと
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シンプルで設計しやすい!行数を少なめで設計できるPython
プログラミング言語の学習をする際は、わかりやすいものがよく、そして何らかのプログラムが開発しやすいものの方が、学習するのに最適だと思います。
コードがシンプルで扱いやすく設計されているプログラミング言語として、Pythonという言語があり、プログラムを少ないコード数で記述できます。
文法をより簡素なものにして、読みやすく、書きやすく、プログラマーの作業の効率化とコードの信頼性の高さを求めて開発されたのが、このPythonです。
本体部分は必要最小限につくられており、大規模な文書やライブラリーが公開されているので、本体にない機能をその都度使用することができます。
Pythonは様々なOSやデバイスに対応しており、オブジェクト指向や関数型、命令型などのプログラムを作成することができます。
これらの特性を生かして、Webアプリケーションやデスクトップアプリケーションなどの作成ができ、幅広いシステムの開発に使われています。
プログラミングの作業が容易になるので、Pythonを使用している企業が多く、開発時間の短縮やコスト削減といった効果に期待できます。
Pythonは1991年に開発され、現在に至るまであらゆる機能を追加し、幅広いシステムの開発に応用されており、プログラマーの数も増えています。
Pythonの構文は、文頭にインデント(字下げ)を入れるのが特長で、これを入れることで処理が正確に進むようになり、適切な箇所でインデントを入れないと動かないことがあります。
インデントを入れることでわかりやすい構文となり、例えばIf文を記述した時には、どこからが分岐に対する処理なのかがわかるようになります。
Pythonでデータを入力する際は、動的にデータ型が決まるようになっており、値自体にデータ型があるというように定義されています。
Pythonはオブジェクト指向のプログラミング言語であり、扱えるデータのすべてがオブジェクトというかたちになり、すべての値が型を持っているということで、オブジェクト指向のプログラムが書けるようになります。
Pythonはライブラリーが充実している言語で、「電池が付属しています」の思想を持ち、プログラマーがすぐに使用できるライブラリーも公開されています。
ライブラリーには、正規表現ができるもの、データベースに接続できるもの、画像処理を目的としたもの、科学などの数値分析ができるものなど、多岐にわたります。
Pythonは多くの企業で使用されており、マイクロソフトやアップルをはじめ、GoogleやYahoo!などでも開発に使用しており、特に欧米の企業でよく使われています。
また、教育用としてPythonが使用されることがあり、プログラミングの学習でもそのわかりやすさから、実際にプログラムを書くときに使用されているのです。
わかりやすさや開発のしやすさから、Pythonが多く使用されているので、初めてプログラミングを学習するなら、この言語はおすすめです。
Webシステム開発に使える!サーバー上で動くPHP
Webアプリケーションを開発するなら、Webプログラミングの学習をしなければならず、ホームページの作成から始まり、プログラムが作成できるようにしなければなりません。
HTML・CSSと合わせて使用する言語として、JavaScriptがありますが、この言語はブラウザ上で動くもので、動的はホームページの作成に向いています。
これよりも本格的なWebアプリケーションを作成しようと思えば、サーバーで動くプログラムが作成できればよく、JavaScriptではできない処理もできるようになります。
そんなことができるプログラミング言語としてPHPがあり、Webサーバー内にプログラムを保存しておけば、サーバーサイドで動的なホームページが作成できます。
PHPはオープンソースのプログラミング言語で、サーバーサイドで動くスクリプト言語として、ホームページ内で組み込んで使用します。
PHPの構文は比較的容易な文法となっており、初心者でも習得しやすく、大規模なWebシステムの開発でもPHPが使用されています。
バージョンが新しくなるにつれて、PHPのライブラリーやフレームワークが開発されるようになり、Webシステム開発がよりやりやすくなっています。
PHPの特長は、様々なWebシステムに対応できるような豊富な組み込み関数があることで、これらの関数を生かしながらプログラムを作成することができます。
文法はC言語やJavaに似ており、これまでにこれらの言語を使用してきた人なら、PHPの書き方が理解しやすくなり、プログラムが作りやすくなります。
サーバーサイドで動く言語ということもあり、データベースを活用したシステムを作成することができ、データベースへのアクセスがしやすくなっています。
構文の書き方は、HTMLに組み込んで記述する方法がよく行われ、書いた構文はサーバーサイドで動かせ、実際にブラウザで見るときはPHPのソースコードが見えません。
PHPのプログラムを実行させるにはWebサーバーが必要ですが、実際に用意できない場合は、レンタルサーバーを活用する方法があります。
また、ApacheなどのWebサーバーとも一緒に使用することができ、これらを活用して実際に動くかどうかを確かめることができます。
データベースを使用するプログラムを作成する場合は、MySQLなどのデータベース管理システムを使用し、Webサーバーと合わせて使用します。
PHPのプログラムの書き方は、HTMLで記述した文書の中に、「」で囲まれた部分に、PHPのコードを書いていきます。
変数は「$」で始まる文字列で宣言し、どんな型でも設定することが可能で、変数の値を出力する際は「echo」を使用します。
PHPはたびたび機能が追加され、ライブラリーも多く公開されているので、よりよいWebシステムを開発したいなら、これらの仕組みをうまく活用して、サーバーサイドのプログラムを作成していきましょう。
Webブラウザで動く!組み込んで実装するJavaScript
プログラミングの中では、Webプログラミングの方が学習しやすく、始めやすいものであり、メモ帳などのテキストエディターがあれば簡単にできます。
テキストエディターとWebブラウザがあれば、すぐにプログラムを作成して実行できるので、簡単に動的なホームページが作成できます。
特別な開発環境がなくできるので、HTML・CSSの知識があればホームページは自分たちで作成でき、これらに基づくプログラミング言語の学習も始められます。
それができる言語として、今回のJavaScriptがあり、HTML文書に組み込んで使用することで、ホームページに動きが加わります。
名前に「Java」とありますが、このJavaとは全く異なる言語であり、構文が似ていることなどから、このような名前になりました。
1995年に登場し、C言語やJavaなどの言語に影響されてできた言語で、Webアプリケーションの開発を目的に使用されています。
Webブラウザで実装されるので、動的なホームページの作成によく使われ、簡単なWebアプリケーションの開発に最適です。
JavaScriptはプロトタイプベースのオブジェクト指向の言語で、静的にクラスを定義せずオブジェクトを利用する言語になっています。
C言語のような手続き型の構文だと思われますが、処理を関数がサポートする性質を持っているので、関数型言語の特長も見受けられます。
ブラウザにもIEやChrome、Firefoxなどがあり、それぞれ仕様が異なっているので、実装するときに処理の動作に違いが見られます。
JavaScriptが開発されてからは、こうしたブラウザ間の互換性が確立され、2000年代からはGoogleやAmazonなどの大手企業がこの言語を積極的に使用するようになりました。
2005年には、JavaScriptの非同期通信を利用したAjaxを開発したことで、高機能な言語としてさらにJavaScriptが使われるようになります。
JavaScriptの構文は他の言語の影響を受けており、変数の宣言はvarから始まる文で行うことができ、分の終わりには「;」を使用します。
functionという単語がよく使われ、これにより関数を作成することができ、中に処理を記述することで、データを処理するためのオブジェクトができます。
JavaScriptではDOMという仕組みがよく使われ、HTML文書にアクセスするために使用されるもので、JavaScriptの言語仕様として機能しています。
JavaScriptには様々なライブラリーが作成されており、JavaScriptのコードを容易に記述しやすいように、一般に公開されています。
代表的なライブラリーにjQueryがあり、2006年より公開されており、JavaScriptのコードの軽量化を目的に使用されています。
このライブラリーを活用することで、CSSやDOMの操作などができるようになり、$関数を使用したコードでわかりやすく、簡素に記述することができます。
Webプログラミングを始める前に!学習すべきHTML・CSS
プログラミングは目的に応じて、使用する言語が決まり、WebにおいてはJavaScriptやPHPなどの言語を学習しなければなりません。
しかし、Webプログラミングではこれらの言語だけを学習すればいいわけではなく、その前提となるホームページの作成ができなければなりません。
ホームページを作成するときは、HTMLとCSSの2つの言語が使用され、Webデザイナーなどはこれらの知識を学習したうえで仕事を行っています。
これらの言語は、他の言語のようなデータに対する処理を目的としておらず、あくまで文書の作成や装飾がメインなので、プログラミング言語とは異なります。
しかし、JavaScriptやPHPなどの学習をするうえでは、HTML・CSSの学習は必須になり、今後Webプログラミングを始める人は、最初にHTML・CSSを学習しましょう。
ホームページを構成するHTMLは、マークアップ言語の一種であり、タグを使用してホームページを表現するために記述されます。
HTMLでは、リンクの挿入や画像などのマルチメディアの取り込み、文章に見出しや文字の大きさや色の変更などができるようになり、タグを組み合わせて制作することが可能です。
タグの中に文章を入れていくようになり、タグの中にタグを組み込んで使用できるようになっており、いわゆる木構造による文書の作成になります。
最初にhtmlタグを記述し、その中にheadタグとbodyタグを記述し、さらにそれぞれの中に要素を記述していき、ホームページを作成していくようになっています。
headタグの中には文書のタイトルなどを示す内容を書くことができ、titleタグで文書のタイトルを指定することができます。
bodyタグの中に記述する内容は、ホームページ全体を示す重要な部分であり、見出しや段落のタグを入れて文章を読みやすくしたり、タグを使って画像などを入れたりして、より見やすいページにしていきます。
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HTMLだけでは、ホームページの内容が薄いものになってしまうので、それを補うためにCSSを組み込んで、装飾を加えて見やすくすることができます。
CSSはHTMLを表示するときの効果を指定することができる言語で、HTMLの各要素で大きさや色、表示する位置などを指定できます。
CSSはスタイルシートとも呼ばれ、CSSの構文はHTMLに直接書き込むことができ、HTMLとは別のファイルを作成してリンクさせることもできます。
HTMLとCSSのファイルを別にすれば、複数のページを作成した時に同じCSSファイルを使用すれば、すべてのページにその表示方法が適用されます。
HTML・CSSはプログラミング言語ではありませんが、Webプログラミングではこれらが活用され、様々なWebシステムがつくられるようになります。
HTML・CSSはパソコンのメモ帳などのテキストエディターで始めることができるので、初心者でもわかりやすく、習得できる言語でもあります。
事務処理が効率よくできる!オフィスソフトのVBAとマクロ
プログラミング言語の中には開発しやすいもの、学習しやすいものがあり、その元祖はBASICであり、現在のVisual Basicにも当てはまります。
Visual Basicを開発したのはマイクロソフトで、同社はWindowsをはじめとするソフトウェアを開発し、WordやExcelなどのOfficeでも有名です。
Officeの機能を拡張するために、それぞれのアプリにはマクロという機能があり、処理の自動化を行うためにマクロが使用されます。
ビジネスシーンではあらゆる書類の作成やデータの管理が行われており、そのためにOfficeが使用されることが多く、一定の処理をマクロとして登録することで、処理が自動的に行われます。
作業の効率化を進めるうえでは、マクロは優れた機能であり、それをうまく使いこなせれば、事務作業がやりやすくなります。
マクロを実装するために、マイクロソフトはOfficeの機能を拡張させるために、同社のVisual Basicをアプリ内で実装できるように、VBAという言語を開発しました。
VBAの主な目的は、Word・Excel・Accessなどのアプリケーションの機能を拡張・カスタマイズできるようにすることで、事務処理のあらゆるシーンで使用されています。
最初からOfficeが搭載されているパソコンには、最初からVBAが使用できるようになっており、専用のテキストも多く販売されているので、初心者でも始めやすい言語の1つです。
アプリケーション内で設定すれば、マクロやVBAが使用できるようになるので、Visual Basicと同様にわかりやすい構文で、プログラムを作成することができます。
従来の言語では実行するのに機械語に変換(コンパイル)する作業を行いますが、VBAの場合は自動で書いたコードが実行できるので、すぐに動かすことができます。
VBAの用途は、毎日情報を更新しなければならない場合、いちいち手入力するのが従来のやり方ですが、自動でソフトを動かして処理できるようにさせることが可能です。
プログラミングの知識が少ない人でも、ある程度の業務の自動化ができるので、処理時間の短縮にもつながり、記録と再生を使いこなせるようにもなります。
VBAでは、最初から使える関数だけでなく、自分で定義した関数(ユーザー定義関数)を作成することもでき、この多様性が作業の効率化にもつながります。
関数を作れるだけでなく、ユーザー独自のフォームを作成することも可能で、オリジナルの処理をすることで社内の情報処理が容易にできます。
ExcelでVBAを使用する場合、ワークシートやセル、グラフなどに対するプログラムが作成でき、数値の計算だけでなく、文字の大きさやセルの色なども変えることもできます。
VBAは簡単に使用することができますが、それが裏目に出て、VBAで作成したプログラムを悪用するといった事例もあり、マクロウイルスによる被害を受けるといったことがあります。
初心者でも使いやすい!VisualBasicの使い方
プログラミング言語には、簡単で分かりやすい言語があれば、様々な用語が出てきて難しい言語もあり、そのタイプは言語によって様々あります。
今回のVisual Basicは前者にあたり、初心者でも学習しやすい構文になっており、Visual Studioを使用することで、簡単にアプリケーションを作成することができます。
Visual Basicは1990年代にマイクロソフトが開発したもので、それ以前に使用されてきたBASICをもとにつくられ、現在はVisual Basic.NET(VB.NET)として公開されています。
元祖となったBASICは、初心者向けのプログラミング言語として開発された経緯があり、Visual Basicもその流れをくんで、初心者向けの言語として使用されています。
まずはBASICをもとに、マイクロソフトがQuickBASICが開発され、それを拡張するようにVisual Basicが開発されました。
初心者向けの学習用プログラミング言語という印象がありましたが、実際はビジネスシーンでも使用されることがあり、幅広い用途で使用されています。
Windowsで使用するアプリケーションを開発する際は、C言語やC++が使用されてきましたが、Visual BasicやC#を使って開発されるようになり、開発の幅が広がりました。
言語の仕様は、影響を受けたBASICに構造化プログラミングの機能が追加されており、オブジェクト指向に近い概念も取り入れられ、開発の多様性も向上しています。
後継のVB.NETになってからは、.NETによる開発ができるようになり、Visual Studioを使用して様々なアプリケーションを作成することができるようになりました。
2001年から現在の仕様になり、その後は何度か仕様の変更はありましたが、,NETの活用により様々なシーンで使用されています。
VB.NETになってからは、オブジェクト指向の機能が追加され、Visual C#やVisual C++との連携もできるようになり、Windows用のアプリの開発で現在でもサポートされています。
この言語のサポートはマイクロソフトが行っており、仕様の変更などはすべて同社が行い、数年ごとに新バージョンが公開されます。
アプリケーションを作成するときは、フォームの設計が簡単に行うことができ、Visual Studioにおいてメッセージボックスの出力や入力した値の適切な処理が容易に行えます。
プログラムは、フォーム上に設置したボタンなどに実装することができ、簡単な構文でテキストボックスなどに入力した値の処理を記述し、実際にボタンを押したときに実装できるようになっています。
Webアプリケーションやモバイル用のアプリケーションも作成することができ、簡単な構文でプログラミングができるので、これらのアプリも簡単にできます。
興味のある人はVisual Studioをインストールすることから始める必要があり、初めてのプログラミングはVB.NETがおすすめです。
仮想マシン上で動く!幅広く利用される言語Java
オブジェクト指向は、現在のプログラミングにおいてよく使用されている手法で、様々なプログラミング言語でオブジェクト指向が応用されています。
そんなオブジェクト指向ができる言語の中でも、Javaは多くのプログラマーから支持されており、様々なシステムでJavaが使用されています。
JavaはC言語などの影響を受けて開発された言語であり、以前の様々な言語からいい部分を引き継ぎ、欠点を補うためにJavaが使用されています。
Javaは仮想マシン上で動かすことができるため、WindowsなどのOSやデバイスを問わず、様々なシステムの開発に最適だといわれています。
Javaの構文はC言語やC++から多くを引き継ぎ、オブジェクト指向はObjective-Cなどと同様の簡潔なものを採用しています。
汎用性の高さはC言語と同じで、組み込みシステムからスマートフォンのアプリまで、様々なシステムに使用され、デバイスを問わずプログラマーが開発に使用しています。
Javaや開発に使用されるプラットフォームは、1995年にサン・マイクロシステムズ社が開発し、現在は同社を買収したオラクル社によって、仕様が管理されています。
Javaで開発を進めるには、専用の開発環境を用意する必要があり、実際にJavaのプログラミングにはJava開発キット(JDK)を使用します。
Javaはクラスベースでオブジェクト指向が機能しており、プログラムは複数のクラスで構成されており、各クラスが実装したオブジェクト間でメッセージのやり取りをするようになっています。
Javaはメモリ管理も行えるようになっており、Java仮想マシンに実装されているガベージコレクションによって、メモリの負担を抑える役割があります。
Javaは他の言語と比べると大きな批判がなく、サン・マイクロシステムズ社(現在はオラクル社)やJavaの管理にかかわる人たちによって、改善できるところは改善を行っています。
Javaという名称は、他の言語にJavaScriptがありますが、これはJavaとは関係なく、構文がJavaと同様にC言語やC++と似ているために、このような名称になっています。
Web技術でも応用できるように、現在のオラクル社では、Webプログラミングができるように、ブラウザではJavaアプレット、サーバーサイドではJavaサーブレットが公開されています。
これにより、Javaの技術を使用したWebアプリケーションが多く公開されており、動的なWebページを作成するために使用されています。
様々な場面でJavaが使用されていますが、それぞれの用途に対応したJavaが公開されており、組み込みシステム向けのJavaもあります。
携帯電話やスマートフォン、タブレットなどにJavaの実行環境が実装されていることが多く、特にスマートフォンではアプリケーションの開発にも使用されています。
マイクロソフトが開発!C#と.NETの関係性を知る
コンピューターを語るうえで、よく耳にする会社といえばマイクロソフトであり、皆さんも知っているWindowsをはじめ、様々なソフトウェアの開発をしています。
WindowsのようなOSをはじめ、Officeなどのソフトウェアを開発しているマイクロソフトですが、実は現在でも使用されているプログラミング言語も開発していました。
今回のC#はマイクロソフトが開発したプログラミング言語で、2000年に同社から公開され、現在でも同社製品を中心に開発言語として使用されています。
C#は様々な性能を持ち、オブジェクト指向をはじめ、命令型や宣言型、手続き型や関数型など、あらゆる性能を持った優れた言語なのです。
その名前から、構文がC言語のようなものになっており、所見ではJavaに似ている言語とも言われ、C言語やJavaなどをやっていた人なら、取得しやすいかと思います。
多次元配列などの機能を多く持ち、ガベージコレクションなどによる実行の高速化が実現されており、様々なシステムを作るうえで最適な言語の1つです。
マイクロソフトでは.NETという開発環境も公開されており、.NETを活用したシステムの開発に向いており、Webシステムでも応用されるようにもなっています。
マイクロソフトでは「Visual Studio」という開発ソフトがあり、その中で開発するものは「Visual C#」と呼ばれるようになっています。
同社の統合開発環境により、共通言語仕様に準拠したVisual BasicやVisual C++と相互に連携できるようにもなっています。
C#はC言語やC++と比較して、様々な点で改良や制限が行われており、すべての関数がクラス内で宣言されるなどの特長があります。
部分型の設定により、クラスや構造体を定義する際に個別に定義できるようになり、partialから始まる文で宣言を分割することができます。
変数の宣言にはvarという言葉が使用され、varから始まる文で変数を定義することができ、ローカル変数を活用させるのに役立ちます。
.NETはマイクロソフトの開発を支える仕組みで、WindowsアプリケーションやWebアプリケーションを作成するうえで、効率よく開発ができます。
その.NETフレームワークとの相性がいいのがC#で、Visual Studioで開発するためには、Visual C#というものを使用します。
Windowsフォームアプリケーションを作成するのに最適で、Visual C#はこのアプリケーションを作るときにいい学習手段となり、簡単なものから難しいものまで、様々なタイプのアプリが作成できます。
Visual Studioならフォームのテキストボックスの配置やサイズの変更が簡単にでき、C#での開発がしやすくなるので、初めての人でもやさしく開発できます。
Visual C#なら、スマートフォンアプリの開発もできるようになり、様々なタイプのアプリを作成するのにも、Visual Studioと一緒に使用すれば、効率よく開発できます。
アップルの製品に使用される!Objective-Cの使い方
プログラミング言語はC言語に影響された言語が数多くあり、C言語はもちろんですが、その他の影響された言語も多く使用されています。
プログラミングの機能向上により、オブジェクト指向の考え方が登場するようになってからは、プログラミングのしやすさや機能の良さを向上させる言語が登場しました。
今回のObjective-Cもその言語の1つで、C言語をベースにオブジェクト指向の機能を持たせた言語になっており、現在でも使用されております。
Objective-Cは主にアップルのMacOSを開発する言語として使用され、現在ではMacOSやiOSで使用されるアプリケーションの開発に使用されています。
Objective-Cの特長は、C言語をオブジェクト指向ができるように拡張したと思われますが、Cで書かれたオブジェクト指向システムを制御できるようにした言語という見方があります。
関数の定義と呼び出し方が独特で、同系の言語であるC++と比べればC言語とはかけ離れた機能ですが、仕様に関してはC言語に準拠したものになっています。
Objective-Cは1983年に開発され、当時はマイナーな言語でしたが、1985年にアップルコンピューター社を退社したスティーブ・ジョブズ氏に注目され、彼が創立した新会社(NeXT社)のコンピューター製品に使用されるようになりました。
それ以降はObjective-Cの名前が知られるようになり、後にジョブズ氏がアップル社に復帰した際は、NeXT社をアップル社が買収し、2001年に誕生した「MacOS X」のコアに使用される言語となりました。
その後は言語の仕様が変更され、Objective-C2.0と呼ばれるようになり、2008年にiPhoneが登場してからは、この言語のプログラマー人口が増えるきっかけになりました。
Objective-Cはメッセージ送信が可能な言語で、メソッド(関数)を呼び出す際にはこの方法が使用され、引数の付いたメッセージを送ることもできます。
クラスを定義する際は定義部と実装部に分かれており、定義部は.hファイルに、実装部は.mファイルに記述するのが基本となっています。
メソッドにはクラスメソッドとインスタンスメソッドの2種類があり、クラスメソッドはインスタンスメソッドの操作に使用され、インスタンスメソッドはインスタンスオブジェクトにメッセージ送信した際に起動します。
Objective-C2.0になってからは、ガベージコレクションやプロパティの導入、プロトコルの強化などの言語仕様の変更が行われました。
ガベージコレクションの導入により、プログラムを稼働させるためのメモリの管理が自動的にできるようになり、性能向上にもつながりました。
プロパティの導入は、C#などにも導入されているプロパティを使用できるようにしたもので、アクセスのしやすさや手続きの簡略化などができるようになりました。
汎用性の高い言語!多くの言語が影響を受けたC言語
プログラミングでは専用の言語が使用されており、システムを使用する環境によって、使用される言語が決まっていき、各言語の特性を理解しながらプログラムを書いていくことになります。
そのプログラミング言語の中で、多くの言語に影響を与えた言語があり、現在でも使用されているC言語というものがあります。
C言語が登場したのは1972年、AT&Tベル研究所のデニス・リッチー氏を中心に開発され、C言語は文書などによっては単に「C」と呼ばれることもあります。
C言語は手続き型のプログラミング言語であり、アセンブリ言語などの影響を受けて開発され、後にC++やJava、Objective-Cなどの言語に影響を与えます。
C言語の特長は、汎用性が高く、プログラミングに自由度があり、目的に応じた拡張が可能なことで、ソフトウェアの作成や機械のコントロール、ゲーム開発などに使用されます。
パソコンで動かせるシステムが作れるのはもちろんですが、自動車や家電などの組み込みシステムなどにもC言語が使用されており、あらゆる機器に対応できます。
C言語を使用するプログラマーは多く、プログラミングを学習する人はこの言語を学習して基礎を身につけることがあり、良い面でも悪い面でもプログラマーへの影響力は強いです。
C言語は汎用性が高いですが、古い言語であるがゆえに機械語の影響が強く、文法の特長から取得しにくい言語でもあり、問題点も多くあります。
C言語の自由度は、文法においては区切りに「;」を使用し、コードのわかりやすさを明確に示しており、プログラムを戻り値の付いたサブルーチン(関数)を作成することができ、これらのポイントが他の言語にも影響しています。
C言語ではmain関数がよく使用され、プログラムの開始直後に実行されるのは主にmainの要素で定義するようになっています。
C言語は様々な用途に使用できますが、アセンブラのような処理ができるようにもなっており、シフト演算などの機能があり、ハードウェアの操作に関わるような処理も可能です。
C言語は1980年代のパソコンの普及によって、従来使用されてきたBASICに代わって使用されるようになり、性能の向上にもつながり、プログラマーの数も増えました。
学習が広まったのは1990年代に入ってからで、最初に学習するプログラミング言語として注目され、幅広く使用されるようになりました。
プログラミングの性能も向上するようになり、オブジェクト指向が注目されるようになり、C言語から発展したC++をはじめ、JavaやPHPなどのプログラマーも増えていくようになりました。
現在のように様々な言語が使用されているのはC言語がきっかけで、C++やC#などはC言語の移植性を生かした言語でもあります。
フリーソフトウェアの開発や家電などの組み込みシステムの開発でも使用され、現在のIT産業を大きく支えている言語でもあります。