プログラミングでよく使われる!IF文と演算子の使い方

情報を処理していくと、データの内容によって適切な処理が行えるようにしていかなければならず、入力したデータに応じた出力ができなければなりません。

条件を設定して、実際に与えられた値がその条件に適合しているかを確かめ、合っているときの対応とそうでないときの対応を考えないといけません。

プログラミングでは、このような考え方は分岐というもので、ITにおいては「真か偽か」「YesかNoか」という選択になります。

どのプログラミング言語でも、分岐に関しては「If」から始まる文で記述するのが基本で、条件に一致すれば{}などで囲まれた内容の命令が実行されます。

If文の書き方は言語によって異なりますが、「If 条件式 Then」や「If(条件式)」などの書き方をするのが一般的で、その下に真であった時の処理を記述します。

真の時の処理を書くだけでなく、偽の時の処理を書く場合もあり、その際はElseという単語を使用し、偽の時の処理を記述していきます。

If文は複数の条件で記述することが可能で、いわゆる入れ子という方法で処理することができ、最初の条件で偽だったときは、その次の条件で真偽を問う仕組みを作ることができます。

プログラミングでは、値を処理するために演算子というものを使用し、演算子の性質を利用して値を演算して、出力できるようにします。

計算するための演算子は、四則演算に使用される「+」「-」「*(掛け算)」「/(割り算)」などがあり、これらを使って値を計算します。

今回のIf文においても演算子を使用することがあり、条件文では判断に使用される値が条件に適合しているかを確かめるために使用します。

その値が特定の数値よりも大きいか小さいかを判断するためには、「<」「>」「<=」「>=」などの演算子を使用し、「a >= 10」というように使用します。

上記の例では、「aは10以上」という意味になり、「=」が隣にあることで、「以上」という意味や「○○より大きい」という意味になります。

条件によっては論理演算子というものを使用することがあり、「AかつB」「AまたはB」「Aでない」などの条件を決めることができます。

このような演算子は、「AND」「OR」「NOT」という意味をもち、「AND」なら「AでもBでもあてはまる」という意味で、「OR」なら「AでもBでもどちらでもいい」という意味になります。

「OR」を使用すると双方のどちらかに当てはまる値の処理が行われるようになり、「AND」を使用すると双方どちらにも当てはまる値の処理が行われます。

これらにも専用の記号が使用されることがあり、「AND」の場合は「&」を、「OR」の場合は「|」を使用するプログラミング言語があります。

言語によっては、これらの記号が「&&」もしくは「||」というようにあらわされることがあり、これらの記号を挟んで左右に条件式を記述していきます。

論理演算子を使用した分岐のテストをする際は、どちらの条件式に合うようなテストケースを考える必要があり、網羅できるかを確認する必要があります。