どう進めていけばいいのか?プログラムの開発工程

プログラミングを進めていくには、実際にどうやって進めていくのかを考える必要があり、ちゃんとしたやり方でないと、いい加減なプログラムが出来上がってしまいます。

プログラミングをしていきたい人には、これからそれを仕事にする人、いわゆるプログラマーとして活躍したいという人もいるでしょう。

仕事でプログラミングをやるなら、適切な方法で行わなければならず、システムを求めている人の要望に応えられるようにしていかなければなりません。

仕事としてのプログラミングのやり方は、要求分析・システム設計・コーディング・テスト・保守などといったことをしていかなければなりません。

要求分析は、システムを作るうえでどんな機能を使用したいかを、顧客やユーザーから聞き出して、それが実現できるように情報を整理していく作業です。

その次の設計で、要求分析で得られた情報をもとに行い、UMLなどの図法を生かしてシステムの構造をつくりあげていきます。

プログラムを書く作業をコーディングといい、開発環境に適した言語を用いてコードを書いていき、データが処理できるよう命令を表していきます。

実際に書いたプログラムが正常に動くかどうか試すために、ソフトウェアのテストは重要であり、異常があったまま納品するのはよくありません。

システムの保守は重要であり、ユーザーから問題点が指摘されたら、それを修正できるようにしていかなければなりません。

ソフトウェア開発では様々な開発工程がありますが、最もよく知られているものはウォーターフォール型と呼ばれるものです。

先ほどの内容を、要求分析から保守までを順番に行っていくもので、各工程で役割がしっかりしており、プロジェクト管理がしやすいです。

上流工程後に発生した問題はそのままにしがちだと思われますが、工程間に問題点をチェックするかどうかで、より良いシステムがつくれるようになります。

開発手法にはVモデルと呼ばれる方法もあり、設計とテストの関係が明確になっており、設計とテストの内容がさらに分類されています。

設計は基本設計・機能設計・詳細設計の順に行われ、テストは単体テスト・結合テスト・システムテスト・受け入れテストの順に行われます。

工程の順番は先ほどと変わりませんが、コーディングの後にまずは単体テストを行い、これは詳細設計がうまくできているかを確認します。

結合テストは機能ごとに実際に機能できるかどうかを確かめるため、機能設計で行ったことが実際に機能できているかが関係しています。

システムテストは、システム全体がうまく機能しているかを確認するテストで、全体的に設計した基本設定との関係性があります。

最後の受け入れテストは、ユーザーに実際に使用できるかどうかを確認してもらうため、最初の要求分析で得た情報が実際に反映されているかどうかを確かめます。

プログラミングは、単にコーディングが重要なだけではなく、その前の設計やその後のテストを含めて、よりよいプログラムができるようになっています。