アルゴリズムを形に表す!フローチャートの書き方

アルゴリズムは、実際に考えたらそれを形に表す必要があり、わかりやすく説明していくためには、図で表したほうが誰にでもわかりやすくなります。

アルゴリズムをわかりやすく示すために、フローチャート(流れ図)がよく使用され、処理の流れを上から下まで、図形を使ってわかりやすく書いていきます。

変数にどんな値を入れていくかを考え、順番に処理しながら値を変えていき、分岐や繰り返しでは条件に合わせて処理をしていき、最終的な値を出力できるようにします。

プログラミングの学習においては、このフローチャートは学習するときに役立ち、アルファベットで書いた疑似的なコードよりわかりやすく、どんな処理が行われているのか、理解できるようになります。

プログラムを開発するに当たっては、フローチャートを用いることでどんなシステムを作るかがわかり、それに沿ってコードを書いていくことが可能です。

フローチャートの書き方は、図形と線・矢印で記述していき、図形の形によって処理方法が異なり、どんなことをしていくのか明確に示すことができます。

最初と最後には「端子」という楕円形の部品を書き、「開始」または「終了」をこの中に書き、プログラムの初めと終わりを示します。

プログラムの流れは線で描いていきますが、分岐による異なった処理ができるようにするには、矢印が使用され、条件に応じた処理ができるようにしていきます。

基本的な処理は長方形で記述し、変数に値を代入したり、変数を使用して計算したりする際に、この部品が使用されます。

値の入出力は平行四辺形で表し、フォームから入植された値を示すときや、処理した値をユーザーに出力する際に、この部品が使用されます。

条件に基づいた判断を表すために、菱形の部品を使用し、中に判断の材料となる条件を記述し、YesかNoかを判断できるようにし、それぞれで適した処理ができるようにします。

条件に適していればYesの処理を、条件に適していなければNoの処理をしていきますが、場合によっては判断の中にまた判断を入れることもできます。

繰り返しの処理でも判断の部品を使用することは可能ですが、記述が紛らわしいと感じるなら、ループ専用の部品があるので、それを使用することでよりわかりやすくなります。

ループは上下の部品があり、どちらか一方に条件を記述し、ループの上下の部品をはさんで処理を書いていき、繰り返し処理ができるようにします。

値が条件に合うようになれば、ループから抜け出すことができ、その次の処理へと続けることができるよう、最適な条件を記述しなければなりません。

フローチャートでは、定義済み処理を行うための部品を使用することもでき、長方形の処理の部品の左右の辺を二重線にして表すことができます。

この定義済み処理は、別のフローチャートに示されたプログラムを実行できるようにするために使用し、これはサブルーチンとも呼ばれ、再帰プログラムの作成ではよく使われます。